お知らせ

ポータブルウインチを一新いたしました

お客様各位

平成28年11月吉日
株式会社 富士製作所

拝啓、時下貴社益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 

ポータブルウインチモデルチェンジの件

 

 さて弊社は1938年(昭和13年)からチェーンレバーホイスト(商品名ヒッパラー・フジプーラー)の製造販売の日本最古の歴史を有しております。
そのメカニカルブレーキの構造を手動ウインチに転用し1964年(昭和39年)からポータブルウインチの名称にて製造販売を始めました。皆様の温かいご支援ご協力のお陰を持ちまして半世紀以上のご愛顧を戴いております。

 この度そのポータブルウインチを安全・環境・自社製作の三つのコンセプトを持ってモデルチェンジを行いました。

先ず一番重要な安全に関しましては、先発メーカーが米国商品のコピーからスタートした為、 安全率も米国流に2倍程しかない仕様であり、
当社もその仕様を踏襲した為、安全率は2倍程の商品でした。
ところが、最近では、クレーン構造規格やECの機械指令で求められる手動ウインチの安全率や、特に使用ワイヤーの破断値とウインチの荷重の整合性が大幅に異なり、安全が重視されてきている現況にそぐわない商品になってきていました。

そこで当社と致しましては、安全を第一に従来の仕様を一から見直し、クレーン構造規格第54条の3.55倍以上の安全係数をミニマムとして仕様・構造の見直しを行いました。
その結果、従来の機種より容量を落とさざるを得ない機種も出来ましたが、安全第一とご理解戴きたく、お願い申し上げます。

更にハンドルの脱着にもより安全性を高める工夫をプラス、又4倍以上の安全率を持つCEマーク対応のQW・SSシリーズや逆巻き防止装置付きエクセレントシリーズのハイグレード機種、さらには小型化に特化したスモールウインチ等豊富な機種を取り揃えました。

次に環境への取り組みですが、従来からRoHS対策品も特注品扱いで製造販売致しておりましたが、メッキ・塗料・その他の全ての面でRoHS対応がすべて終了いたしましたので標準品もRoHS対応済みと宣言させて戴きます。

以上のモデルチェンジ内容にて、12月1日より新型の販売を開始致します。
新しいカタログをご覧戴き豊富な機種から最適機種をお選び戴ければ幸いです。

最後になりますが、平成20年から価格の改定を一度も行って参りませんでしたが
仕様変更に伴い、この度、価格改定を行いますので、 よろしくご協力のほど重ねてお願い申し上げます。

以上、長々のご案内、お願いとなりましたが、よろしくご理解の上、引き続き従来にましますご支援ご鞭撻を賜りますよう伏してお願い申し上げます。

敬 具

2016/12/1より、ポータブルウインチ一新